2021年3月10日、韓国のNCSOFTとNetmarbleの株式持分契約が解消されたことが判明しました。
なお両社によるとNCSOFTのIPを活用したNetmarbleの『リネージュ2レボリューション』(以下、リネレボ)や『ブレイドアンドソウル レボリューション』(以下、ブレレボ)への影響はないとしています。
またNetmarble関係者の話として「『リネレボ』『ブレレボ』両方のゲームのサービス延長を協議したほど両社の友好関係は維持されており、今後も様々な分野での協力を引き続きいく」とのことです。
【備考】
・NCSOFT
リネージュシリーズの版権元、『リネージュ』『リネージュM』『リネージュ2』『リネージュ2M』などの開発・運営元でもある。
・Netmarble
『リネージュ2レボリューション』の開発・運営元、NCSFOTよりリネージュの版権を借りて開発
ネクソンvsNCSOFTの過去
一連の出来事は2012年頃からネクソンがNCSOFTの株を買い進め経営への介入を試みたことが発端となっています。
NCSOFTはネクソンに反発し、2015年1月にNCSOFTはNetmarbleと戦略的提携として相互に株式投資を行いました。
つまりNetmarbleはいわゆるホワイトナイト(※)の役割を担ったのです。
Netmarbleとの戦略的提携を行った結果、2015年10月にネクソンはNCSOFTの株式330万6897株を全て売却しています。
※ホワイトナイト…敵対的買収を受ける企業にとって友好的な第三者のこと
韓国NCSOFTとNetmarble Gamesが戦略的提携を発表(4gamer)
ネクソン、NCSOFTと決別。株式330万株を売却(Kultur)
リネレボの誕生へ
余談ですがNCSOFTとNetmarbleの戦略的提携をキッカケに「リネージュ2」のIPを活用したモバイルゲーム『Project S』の開発がNetmarbleでスタートしました。
その『Project S』こそが『リネージュ2レボリューション』なのです。

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